「The NET網に囚われた男」(16年韓国)
今日は、気になっていた映画を観に新宿へ行ってきました。作品名は「The NET網に囚われた男」監督は韓国の鬼才キム・ギドクです。
久々にミニ・シアターへ出かけました。最近シネコンに押されて閉鎖が続いているだけに、頑張ってほしいと思います。10時40分の回で18人の観客でした。
物語は北朝鮮の漁師がボートのエンジン・トラブルで韓国へ漂着するところからはじまります。ここからが主人公の苦難のはじまりです。愛する家族がいる祖国へ帰りたいという思いが、南北の対立の中で翻弄され、悲劇的なラストを迎えるます。いかにも現実に起こりそうで怖い物語です。
問題作の多いキム・ギドク監督ですが、本作のメッセージは観る者の胸に鋭く突き刺さってきます。国家とは何か、個人の尊厳とは何か、考えさせられます。
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