『ゲッベルスと私』(2016年オーストリア)
2018.07.05 Thursday 14:26
「ナチス宣伝大臣ゲッベルスの秘書、ブルンヒル・ポムゼル103歳。終戦から69年の沈黙を破り、ゲッベルスの秘書が独白する。」(映画チラシより) このセンセイショナルなキャッチコピーと、予告編での深い皺が刻まれた暗闇の中で顔の独白。
観てきました。ポムゼルの独白と間に挿入される数々のドキュメンタリー映像だけの構成。でも観る者の目を離さない力を持っています。それはあまりにも淡々と語るポムゼルの独白と残虐な映像があまりにも乖離しているから。戦争は一般市民の日常生活の一コマとして大量殺人を行っていたのか?と考えると、心の底から恐怖が沸き上がってきます。
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